イギリスのニュースソースであるThe Timesによると、イスラエルに拠点を置くロンドン証券取引所に上場しているRetail FXおよびCFDsブローカーであるPlus500(LON:PLUS)の経営陣が、現在のLSE(ロンドン証券取引所)における上場の代替手段として、米国での同社株の上場を検討していると報じられています。
Plus500の経営陣は、同社の評価に不満を抱いているようで、イギリスの投資家が同社を従来の金融企業としてではなく、フィンテック企業として扱っていないことが理由の一つとされています。また、イギリスの上場規則についても、市場観察者から複雑で重荷になるとの批判が出ており、先週英国の規制機関であるFCA(金融行動監視機構)が公開企業の上場規則を改革し合理化する計画を発表したばかりです。
現在の株価15.68ポンドにおいて、Plus500の時価総額は14.25億ポンド(18億ドル)です。これは2022年の売上高(8億3200万ドル)の2.2倍および2022年の利益(3億7040万ドル)の4.9倍に相当します。また、Plus500の2023年のコンセンサス結果を見ると、同社は売上高の3.0倍および利益の8.1倍で取引されています。
運営面では、Plus500はUK(イギリス)/Europe(ヨーロッパ)からの注力を大幅に削減し、APAC(アジア太平洋地域)や米国などの新興市場へと注力しています。昨年、Plus500は8年間続けてきたAtletico Madridのスポンサーシップを終了し、その一部をNBAチームであるシカゴ・ブルズとの新しいスポンサーシップ契約に充てました。
Atletico Madridのスポンサーシップを終了したタイミングとほぼ同じ時期に、Plus500は(2022年上半期の業績発表で)米国での事業拡大計画を発表しました。同社は、米国の大規模な小売先物市場向けに新しい取引プラットフォームを開発し、2022年後半にローンチする予定であり、これにより米国の小売取引者に市場へのアクセスを増やすための取り組みと製品ローンチが始まったことを活用すると述べています。
米国での株式上場は、Plus500の小売取引者の間での認知度を高めることになるでしょう。
この件の進展について引き続き追って報道して参ります。









