Intercontinental Exchange, Inc.(NYSE:ICE)は、Christopher Edmonds氏が現在ICEの最高開発責任者であり、Amanda Hindlian氏に代わりICEの固定収益およびデータサービス(FIDS)ビジネスセグメントを率いることを発表しました。この立場はICEの本社であるアトランタに移転されます。
FIDSセグメントはICEの2番目に大きな部門であり、2023年第2四半期には5億4600万ドルの収益を上げ、2022年には21億ドルの収益を達成しました。
Edmonds氏は、2010年にICEに入社して以来、いくつかの中心的な役割を担ってきました。Edmonds氏は、ドッド=フランク法の実施中に会社のクレジットデフォルトスワップ(CDS)清算サービスを監督し、政府によって「制度的に重要な金融市場公益事業」に指定されました。また、2013年から2019年まで、Edmonds氏はICEの固定収益、商品、金融先物の製品販売チームを率いていました。
そして2019年以来、彼はICEの送金とリスクチームを監督し、同社の6つのデリバティブ清算機関(DCO)をサポートしています。
アラバマ州出身のEdmonds氏は、ICEで最初の13年間をシカゴに拠点を置いていましたが、今後は成長中のICEの固定収益およびデータサービスチームに加わるためにアトランタに移転します。
Edmonds氏が新しい役職に着任するにあたり、現在ICEの最高規制責任者および持続可能なファイナンスビジネスの社長であるElizabeth King氏は、Edmonds氏が前職で担当していたICEの6つの清算所と世界各地のリスク管理チームのリーダーシップを追加することになります。
King氏は、ICEがNYSEを買収した2014年にICEに加わりました。それまではNYSEのゼネラルカウンセルおよび社外取締役を務めていました。ICEの前には、King氏はKCG Holdings, Inc.の副ゼネラルカウンセル兼世界的な政府・規制部門のトップを務めていました。KCGに加わる前には、King氏は米国証券取引委員会の取引市場局長代理を務めていました。
King氏はペンシルバニア大学ロースクールで法務博士号を取得し、デューク大学で学士号を取得しています。
拡大された役割において、Edmonds氏とKing氏は引き続きSprecher氏に直接報告することになります。移行の一環として、King氏が過去2年間に設立したICE持続可能ファイナンスチームは、今後Edmonds氏に報告することになります。
両氏の任命はいずれも2024年1月1日より有効となります。