エストニアを拠点とするRetail FXおよびCFDsブローカーであるAdmirals Group ASは、2023年の予備(未監査)決算を発表しました。会社は年後半も収益の減少傾向を続けています。
Admiralsは2023年上半期に収益が51%減少し、下半期には6%の緩やかな減少が報告されました。2023年下半期のAdmiralsの収益は、前半年の2,110万ユーロに対して1,990万ユーロでした。2023年通期の収益は、2022年の6,900万ユーロから大幅に41%減少して4,090万ユーロとなりました。
Admiralsの2023年下半期の純損失は4,800万ユーロの1H-2023の損失より僅かに高く、年間純損失は2022年の2,360万ユーロの純利益と比較して、990万ユーロの損失となりました。
Admiralsは長年のCEOであるSergei Bogatenkovと同社のキプロス拠点のエグゼクティブディレクターであるAndreas Ioannouが会社を離れた直後に、シニアマネジメント体制を大幅に刷新しました。会社の創設者であるAlexander Tsikhilovが当分の間CEOを務めることになりましたが、今後数ヶ月でさらなる変更が同社で発表されるとみられています。
実際、2023年下半期は、Admiralsにとって収益と利益の3回連続の半期ごとの減少/損失増加期間を表しており、Admiralsが2022年上半期に記録的な結果を報告して以来のことです。
一方で、Admiralsは積極的な新規顧客の増加を目指しました。グループのアクティブアカウント数は前年比57%増の110,471名に増加し、グループのアクティブ顧客数も62%増の89,764名に増加しました。