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Deutsche BankがKodex AIに投資します。

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ドイツ銀行の企業ベンチャーキャピタル(CVC)グループは、金融業界の特定のニーズに合わせたAIソリューションを開発しているベルリンに拠点を置くスタートアップであるKodex AIに投資しました。

この投資は、今年早い段階から始まった銀行の Entrepreneur in Residence プログラムの一環として行われ、優れた起業家を招き入れ、彼らのアイデアを検証し、開発し、スケールさせるためのプログラムです。

過去数ヶ月間、Kodex AIの共同創業者であるThomas KaiserとClaus Langは、銀行のチームと協力して、金融文書からデータを抽出し、分析するための大規模な言語モデル(LLM)に基づく専門のAIソリューションに取り組んできました。

このモデルは、金融業界のために特別にトレーニングされ、複雑な専門用語や文脈を正確に理解できるようになっています。これにより、一般的なAIモデルと比較して、金融文書のより深い、より正確な分析が可能となっています。テキストに限定される従来のソリューションとは異なり、このソリューションは表などの視覚要素も解釈できます。

ドイツ銀行のチーフイノベーションオフィサーであるGil Perezは、「Kodex AIは、厳しく規制された業界の特定のニーズに対応したソリューションを開発し、金融データの抽出と分析の効率を大幅に向上させる潜在能力を持っています。ThomasとClausが自社を成長させ、銀行業界の品質ニーズとセキュリティ要件を満たすために、私たちと密接な協力関係を継続することを楽しみにしています。」と述べています。

現在ドイツ銀行で実験的に取り組まれているユースケースの1つは、非金融リスクに焦点を当てています。ここでKodex AIのソリューションは、従業員がポリシーに関連する質問に迅速に回答を得たり、複雑な文書の大量をナビゲートしたりするのを手助けするインテリジェントで使いやすいチャットボットです。

Kodex AIは、BinalyzeやPlan Aへの投資に続く銀行のCVCポートフォリオの最新の追加です。CVCプログラムは、銀行のイノベーションの中核要素です。

ドイツ銀行の中央企業ベンチャーキャピタルの責任者であるJoerg Landschは、「私たちの焦点は、テクノロジーを利用して革新的なサービスをサポートし、可能にする、またはプロセスの生産性を向上させるスタートアップに資本を注ぐ戦略的な企業ベンチャーキャピタル投資にあります。」と述べています。「成長と成功を可能にするために、戦略的な投資に資本、専門知識、アクセス、リソースを提供しています。」

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