フィンテック企業メタクオーツは、2023年9月8日にメタトレーダー5プラットフォームのベータビルド3930をリリースする予定です。
新しいバージョンには、取引者が取引口座から直接取引ターミナルで資金を入金および引き出すことができるようになるバランス操作コマンドが搭載されています。ペイメントシステムがメタトレーダー5（MT5）に統合されることで、取引者はクライアントターミナルを離れることなく1クリックで資金を管理する機会が提供されます。
さらに、開発者はMQL5コンパイラおよびクライアントターミナル自体にAVX/AVX2/AVX512命令のサポートを追加しました。これにより、トレードロボットの開発者は、現代のプロセッサの高度な機能を考慮に入れたプログラムを開発することができるようになりました。これにより、ベクトル演算および数値演算が高速化されます。
また、ビルド3930からは、メタトレーダー5クライアントターミナル自体がインストールされ、CPUのアーキテクチャに合わせて更新されます。
メタトレーダー4を含むすべてのインストーラーは、64ビットのみのタイプとなりました。32ビットのインストーラーのリリースは中止されました。以前にインストールされた32ビットのプラットフォームバージョンは、2024年1月1日まで動作します。
新バージョンでは、Webターミナルにも改善が加えられており、取引履歴のカスタム期間が追加され、ターミナルの初期読み込みが高速化され、パスワードの変更/削除および保存が可能になったという特長が追加されました。
また、最小パスワードの複雑さの要件が強化されています。具体的には以下の通りです：
– パスワードの長さ：少なくとも8文字
– パスワードには大文字と小文字の少なくとも1文字、数字が少なくとも1文字、特殊文字が少なくとも1文字含まれている必要があります。
アップデートはLive Updateシステムを通じて利用可能になります。
