Nium(ナイアム)は本日、日本の金融庁(JFSA)から第1種資金送金事業者(FTSP)ライセンスを取得したことを発表しました。
第1種ライセンスにより、NiumはZengin-Netを通じて1取引あたり最大5,000万円を日本の受益者口座に送金するなど、幅広い金融サービスを提供することができます。
2021年、日本の支払サービス法の改正により、第1種ライセンス保有者の間での国際送金上限が撤廃され、国内外への送金コストが低減されました。ただし、この改正以降、厳格な規制承認基準を満たす企業はわずかであり、その結果、企業は国際送金に伴う伝統的な高コスト・低速の選択肢しかない、またはほとんどない状況でした。
その他の非銀行の機関、Money Service Businessesを含むほとんどの企業は第2種ライセンスを保有しており、国際送金の上限は1,000万円に制限されています。
Niumのアジア太平洋、中東、アフリカ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるアヌパム・パフジャ氏は、次のようにコメントしています。
「以前は大口送金は銀行のみが行うものでしたが、本日をもってNiumは日本への大口送金の真のグローバルオルタナティブとなります。私たちは日本とのビジネスをより活発にするため、世界中の銀行や企業に、この重要なグローバル市場で長らく不足していた支払いの迅速さ、効率性、透明性を提供することを楽しみにしています。」
Niumは日本での事業拡大を見据え、地元パートナーシップの構築や日本のフィンテックエコシステムの成長に貢献することを期待しています。同社は引き続き、セキュリティ、コンプライアンス、および顧客満足を重視し、ユーザーやパートナーとの信頼関係構築に注力しています。