2023年第3四半期、Deutsche Bank(ETR:DBK)は、税引前利益が前年同期比7%増の17億ユーロだと発表しました。
第3四半期の税引後利益は12億ユーロで、前年同期比3%減少しました。この年度対比の進捗は、期間中の実効税率が30%であったことによるもので、前年同期は23%でした。
税引後RoTEは7.3%で、前年同期の8.2%と比較されます。平均株主資本税引後リターン(RoE)は6.5%で、前年同期の7.4%から減少しました。
前9か月の税引前利益は50億ユーロで、前年同期比3%増加しました。この期間に非営業コストが9億4300万ユーロに上昇し、前年同期は1億7000万ユーロでした。非営業コストを除外すると、2023年の前9か月の税引前利益は59億ユーロで、前年期の50億ユーロから19%増加しました。
前9か月の税引後利益は35億ユーロで、前年同期比6%減少しました。この年度対比の進捗は、高い非営業コストおよび期間中の実効税率が30%であったことによるもので、前年期は24%でした。
最後に、James von Moltke氏(最高財務責任者)は以下のように述べています:
「資本効率および将来の規制要件の範囲に関する進捗状況は、追加の資本を解放する潜在能力についてはるかに明確にしています。収益成長の見通しをよりよく把握することで、強力なリスク管理と継続的なコスト管理により、環境の不確実性にもかかわらず成長と株主還元戦略を加速させる自信がますます持てるようになっています。」
第3四半期末の流動性準備金は2450億ユーロで、前期末の2440億ユーロからわずかに増加し、そのうち優良流動性資産は2100億ユーロありました。
流動性カバレッジ率は132%で、100%の規制要件を上回り、510億ユーロの余剰を示しました。純安定資金比率は121%で、銀行の目標範囲である115-120%をわずかに上回り、要件水準を1050億ユーロ超過しています。