SIXのエグゼクティブ・ボードで14年間働いたトーマス・ジーブが、2023年1月末に同社を去ることを決定しました。
後任の探索は既に開始されています。確定的な後任が見つかるまで、現在のIT部門長でSIXのエグゼクティブ・ボードのメンバーであるクリストフ・ランディスが暫定的にエクスチェンジを率いることになります。クリストフ・ランディスは以前、2015年から2018年までスイス証券取引所を率いていました。
トーマス・ジーブはSIXのエグゼクティブ・ボードのメンバーとして14年間活躍し、同社の更なる発展や再編成において重要な役割を果たしてきました。これはポストトレーディングの領域だけでなく、トレーディングの分野においても言えます。
さらに、彼はSIXデジタル取引所（SDX）の構想と開発に中心的役割を果たしました。SDXにより、ネイティブ・デジタル資産の取引と清算、およびWeb3サービスの統合を完全に規制されたデジタル取引所として創り上げ、これによって顧客だけでなくSIX自体にも新たな展望をもたらしました。
トーマス・ジーブは2023年1月末に同社を去ります。今後は、戦略の開発と実行における幅広い専門知識を活かし、新たなビジネスモデルの構築において、将来のキャピタル市場産業を形作るさらなる機会を模索する予定です。
SIXのCEOであるヨス・デイセルホフは次のようにコメントしています。
「SIXの取締役会とエグゼクティブ・ボードを代表して、トーマスに対し、SIXへのご尽力に感謝申し上げます。従来のトレーディングおよびポストトレーディング事業の発展とSIXデジタル取引所の設立により、彼は同社の更なる開発と持続可能な将来への方向性に成功裏に貢献しました。彼の今後のキャリアについて、個人と専門的に、心から成功をお祈りいたします。」
